Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「CENTUM」など横河電機の制御システムに複数の脆弱性

横河電機の制御システム「CENTUM」やOPCサーバ「Exaopc」などに複数の脆弱性が含まれていることが明らかとなった。

ネットワーク経由で不正なパケットを送り付けられた場合に、コードを実行されるおそれがある「CVE-2015-5628」をはじめ、機能が停止するおそれがある「CVE-2015-5626」「CVE-2015-5627」など含まれていることが判明したもの。

同社は、最新版で脆弱性を修正しており、アップデートを推奨している。すぐにアップデートすることが難しい場合は、制御機器を使うネットワークを他ネットワークから分離するなど軽減策の実施を呼びかけている。

今回判明した脆弱性の影響を受ける製品は以下のとおり。以前のバージョンも含まれる。

CENTUM CS 1000 R3.08.70
CENTUM CS 3000 R3.09.50
CENTUM CS 3000 Small R3.09.50
CENTUM VP R5.04.20
CENTUM VP Small R5.04.20
CENTUM VP Basic R5.04.20
ProSafe-RS R3.02.10
Exaopc R3.72.00
Exaquantum R2.85.00
Exaquantum/Batch R2.50.30
Exapilot R3.96.10
Exaplog R3.40.00
Exasmoc R4.03.20
Exarqe R4.03.20
フィールド無線用OPCサーバ R2.01.02
PRM R3.12.00
STARDOM VDS R7.30.01
STARDOM OPC Server for Windows R3.40
FAST/TOOLS R10.01
B/M9000CS R5.05.01
B/M9000 VP R7.03.04
FieldMate R1.01

(Security NEXT - 2015/09/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

児童の要配慮個人情報を誤送信、小学校教頭を処分 - 埼玉県
「NetScaler Console」「NetScaler Agent」に権限昇格の脆弱性
「OpenSSH」に複数脆弱性 - MITMやDoS攻撃のおそれ
サーバがランサム被害、影響など詳細を調査 - 保険代理店
Cisco、アドバイザリ3件を公開 - 攻撃メール通過のおそれも
サポートツール「SimpleHelp」の脆弱性が標的に - 米当局が注意喚起
侵入後に即攻撃するランサムウェア「Ghost」に注意 - 70カ国以上で被害
「Firefox 135.0.1」がリリース - 脆弱性1件を解消
ファイル送信ミスなど県立学校4校で個人情報関連事故 - 群馬県
移住者交流会の案内メールで誤送信が発生 - 諫早市