ネットバンク利用者の約1割が脅威や被害を経験
オンラインバンキング利用者の約1割がセキュリティ上の危険へ遭遇したり、被害を経験していることがわかった。
MMD研究所が9月14日、15日にスマートフォンを所有する15歳以上の男女を対象に、オンラインバンキングの利用動向などについてアンケート調査を実施したもの。有効回答数は1658。
オンラインバンキングの利用経験者は40.2%。31.1%にあたる515人が回答時点で利用していた。また利用者の84.8%が、スマートフォンからオンラインバンキングを利用した経験があるという。
現在利用している515人のうち、10.5%にあたる54人がセキュリティ上の脅威に遭遇。脅威の内容を見ると「フィッシングメール受信」「個人情報、口座情報の流出」がいずれも38.9%でもっとも多く、「スパイウェアへの感染」が37%と僅差で続く。「現金の不正出金」についても22.2%が経験していた。
オンラインバンキング利用時のセキュリティ対策について見ると、ワンタイムパスワードの利用は21%。パスワードを複雑にするなど工夫しているユーザーは17.3%。他サービスとパスワードを変えているユーザーは16.9%にとどまった。
(Security NEXT - 2015/09/29 )
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