Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

レノボ、ThinkPadデータ収集問題で釈明 - 「個人特定できない」

レノボが販売するノートパソコン「ThinkPad」シリーズにおいて、外部へ個人情報を送信しているとの疑惑が出ている。同社はプリインストールアプリの利用動向について収集していることを認める一方、収集データから個人やデバイスを特定できないと釈明した。

「ThinkPad」をはじめ、同社製品において「Lenovo Customer Feedback Program 64」というタスクが動作しており、ユーザー情報を外部へ送信していると一部メディアが報じたことを受けて声明を出したもの。

今回の問題では、オンラインマーケティング企業が関わっていると見られるファイルも見つかっており、取得された情報がマーケティング活動に利用されているのではないかとの疑惑が出ている。

指摘を受けた同社は、「ThinkPad」やデスクトップ「ThinkCentre」やワークステーション「ThinkStation」など、各シリーズの全モデルにおいて製品の品質向上などを目的に一部利用情報の収集を実施していると認めた。その上で個人やデバイスを特定できない形で収集していると釈明している。

(Security NEXT - 2015/10/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

レノボ、テレワーク保険を付帯した「ThinkPad」シリーズを発売
レノボ、OPSWATとサーバを組み合わせたソリューション
「FIDO 1.1」がリリース、普及促進に向けて国内WGが発足
レノボら、端末にアプリやデータを保管しないソリューション
デスクトップPCのドライバディスクにウイルス混入 - レノボ
米Lenovoのサポートサイトが改ざん、閲覧でウイルス感染のおそれ - 国内向けサイトには影響なし
NTTコムウェアの指紋認証装置を搭載した「ThinkPad」が来年登場