イクシア、IPベースで通信を遮断する「ThreatARMOR」
イクシアコミュニケーションズは、不要と判断したトラフィックを遮断するセキュリティアプライアンス「ThreatARMOR」を11月中旬より提供開始する。
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Sajoto氏
同製品は、脅威情報やドメイン、本来アクセスの必要がない地域など、組織内外で送受信するトラフィックをIPアドレスベースで遮断するアプライアンス製品。
高レイヤーの通信を検証する高機能ファイアウォール製品より外側に配置。事前にトラフィックを絞り込むことで、ファイアウォールにおけるリソースの消費や、アラートの発行件数を抑制する。
遮断したIPアドレスは、ダッシュボードからアクティビティを記録した「ラップシート(犯罪記録)」を参照することが可能。
記者説明会に登壇した同社アジア太平洋地域のエンタープライズセールスを統括するDavid Sajoto氏は、「次世代ファイアウォールと比較されることが多いが、次世代ファイアウォールは、パケットの詳細について検証を得意とする一方、IPアドレスによる通信制御には適しておらず、ルールの上限も1万件ほどに制限される」と説明。
同製品について「IPアドレスの制御に特化しており、10億アドレスを追加してもパフォーマンスを落とさずにアクセスを遮断できる」と特長をアピールした。
価格は、1Gbpsを4ポート備えた4Gbpsモデルの場合、最低構成で約500万円。初年度のサブスクリプションライセンスが含まれる。翌年度以降は、別途サブスクリプション契約が必要。
(Security NEXT - 2015/11/02 )
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