深刻な「Joomla!」の脆弱性を狙う攻撃が発生中
コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「Joomla!」に深刻な脆弱性が見つかり、10月22日にアップデートが公開されたが、早くも脆弱性に対する攻撃が発生している。
同CMSのコアエンジンに、リモートから管理者権限を奪取できる深刻なSQLインジェクションの脆弱性「CVE-2015-7857」など、複数の脆弱性が判明。開発者チームは、10月22日にアップデート「同3.4.5」を公開した。
すでに海外のセキュリティベンダーである「sucuri」が攻撃を検知。国内においても、警察庁が10月27日に件数は少ないものの、同庁の観測システムで国外2種類のIPアドレスを発信元とした脆弱性を探索するアクセスを確認したという。
直接脆弱性を直接悪用するものではないが、アクセス元や具体的な目的などは不明。同庁では、攻撃が行われる可能性もあるとして、「Joomla!」の利用者に対して注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2015/10/30 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「OpenText Identity Manager」の脆弱性に注意 - 認証情報漏洩のおそれ
NVIDIAのGPUプラットフォーム「Hopper HGX 8-GPU HMC」に複数脆弱性
IBMのストレージ管理製品に脆弱性 - 認証バイパスやRCEのおそれ
「Livewire Volt」にRCE脆弱性 - アップデートで修正
Zohoのパスワードリセット製品にアカウント乗っ取りの脆弱性
分析ツール「Kibana」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正を
「Firefox 136」がリリース - ESR版では「クリティカル」脆弱性を修正
「VMware ESXi」「Workstation」「Fusion」に脆弱性 - すでに悪用も
米当局、2月は悪用済み脆弱性27件について注意喚起
Google、「Chrome 134」をリリース - 14件のセキュ修正