「Yahoo!ツールバー」がアップデート - マルウェア判定問題に対応
Internet Explorer向けに提供されている「Yahoo!ツールバー」が、「Windows Defender」によりマルウェアとして判定される状態が発生していたが、ヤフーは新版をリリースすることで問題へ対処した。利用者へアップデートを呼びかけている。
「Windows 8.1」および「Windows 10」の「Internet Explorer 11」へ「Yahoo!ツールバー」を導入した場合、Windowsに標準でプリインストールされている「Windows Defender」が、同ツールバーを「マルウェア」として検知する問題が生じていたもの。
同社は、同問題について原因を「Windows Defender」の誤検知であるとし、安全性を強調。日本マイクロソフトとともに原因解明を進めていると6月にアナウンスしていた。
同社は今回の問題へ対応するため、一部機能を変更。「Internet Explorer」のセキュリティを強化する「拡張保護モード」を有効にしている場合、「検索データ」と「ニュース」からプルダウン機能を利用できなくした。また拡張保護モードが無効の場合も、従来「トピックス」として提供していたボタンの名称を「ニュース」に変更している。
ヤフーは今回の変更により、「誤判定と推測される事象は発生しなくなる」と説明。利用者に対して最新版へアップデートするよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2016/08/02 )
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