クレカ情報5.6万件含む個人情報42万件が流出した可能性 - イプサ
資生堂の子会社で化粧品の開発、販売を手がけるイプサのウェブサーバが不正アクセスを受けた問題で、同社はクレジットカード情報をはじめ、顧客の個人情報が流出した可能性があることを明らかにした。

個人情報漏洩を公表したイプサ
不正アクセスによりシステムの脆弱性を突かれたもので、同社のオンラインショップへ登録している顧客の個人情報42万1313件や、クレジットカード情報5万6121件が外部へ流出した可能性がある。
オンラインショップの登録情報には、顧客の氏名や住所、配送先住所、電話番号、性別、生年月日、職業、メールアドレス、ログインパスワード、購入履歴などが含まれる。また2011年12月14日から2016年11月4日にかけてクレジットカード決裁を利用した顧客については、クレジットカードの会員名、番号、住所、有効期限についても流出した可能性がある。
同社によれば、11月4日にクレジットカード決済代行事業者から情報漏洩の可能性について指摘があり、問題が発覚。以降、外部事業者が調査を進めるとともに、不正アクセスを受けて調査中であることを11月22日に公表していたが、同月25日の最終報告を受けて今回詳細を明らかにした。
同社では顧客に対して事情を説明し、謝罪するメールを送信。また書面についても順次送付する。流出したログインパスワードが、パスワードリスト攻撃などへ悪用される可能性もあるとして、パスワードの使い回しなどについても注意を呼びかけている。
今後は再発防止に向けて、1月末を目処に調査を進め、調査結果を公表する予定。また今回の不正アクセスに関して、同社以外の資生堂グループに関しては、別のシステムで運営を行っており、影響はないとしている。
(Security NEXT - 2016/12/02 )
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