ランサム被害者の15%が支払に応じる - 5万円以上が3割超
過去3年間にインターネットユーザーの4.5%が「ランサムウェア」の感染被害に遭い、そのうち15.2%が身代金を支払っていたとの調査結果をMS&AD基礎研究所が取りまとめた。支払金額は、5万円以上が3割超に及ぶ。
同社が11月にセキュリティ被害の実態調査を実施し、結果を取りまとめたもの。過去3年間にメールや電話による架空請求、アカウントの乗っ取り、従来のマルウェア、ランサムウェア。フィッシング詐欺、迷惑メール、ワンクリック詐欺など9種類の脅威について、1種類以上を経験したことがある1000人を対象に遭遇した経験や被害の有無、対処など尋ねた。
実際に被害に遭ったり、連絡を受ける、画面に表示がされるなど、脅威に遭遇した人の割合を見ると、「メールでの架空請求」が48.5%でもっとも多く、次いで「ワンクリック詐欺(29%)」「アカウント乗っ取り(26.5%)」と続く。
「ランサムウェア」は11.2%で今回調査対象となった9種類の脅威のなかで遭遇率はもっとも低いが、そのうち40.2%が実際に被害を経験していた。

脅威へ遭遇した割合(グラフ:MS&AD基礎研)
(Security NEXT - 2016/12/19 )
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